初期研修医も1年目が終わり、2年目となりました。
この1年を振り返ると、前半はある程度勉強して基本的な動きを覚えた後に、余裕が出てきた後半は自分で色々と勉強してみるという日々でした。
1年間やってみて思ったことなどをメモしておきます。
当直はやっぱりツライ!
学生の頃に当直はツライとは聞いていましたが、言うて自分は大丈夫でしょと思っていました。しかし実際やってみると、これがやはりツライ。。。
自分の病院の当直は救急車対応と病棟対応の両方をやる当直なのですが、夜は寝れても3〜4時間といったところで、寝れない日も多々あります。
ちょっと落ち着いたかなという夜中の3時にウトウトしている最中にピッチが鳴ると、心臓がバクバクしていて、本当に体に悪いです。
翌日は昼で帰れるようになっているのですが、担当患者のカルテ記載などの仕事を昼までに終わらせないと帰れないため、朝集中して仕事をしないと終わりません。
寝不足で頭が回らない中、眠気をこらえてカルテを書いているとき、やっぱり当直はツライなと感じます。カルテを書いている途中で眠ってしまい、謎の文字が大量に打ち込まれているということも何度かありました。
今後も同じようなことがずっと続くと考えると、やはり当直業務は医師にとって一番負担な業務だなと感じました。
高齢者のcommon diseaseに圧倒される
学生時代は研修医の間はcommon diseaseをしっかり診たいと思ってましたし、実際履歴書にもそう書いて、commonが見れる病院に就職しました。
しかし実際に働いてみて感じたのは、高齢者のcommon diseaseを診る仕事はなかなか大変ということです。
圧倒的に多いのは誤嚥性肺炎と尿路感染ですが、高齢者が発熱で来るたびに血液培養を取って入院させて毎日カルテを書くのは研修医の仕事でした。しかも今はコロナがあるのでPCRの結果が出るまでは毎回防護服を着るので、汗でビチャビチャになりながら診察をします。
ビニールを被って汗でビチャビチャになりながら血液培養を取っている時、医者というのは肉体労働者だったのか!ということを実感しました。
医者はワクワクするというよりビクビクする仕事?
医者の仕事はワクワクするような仕事なのかと思っていましたが、実際はビクビクする仕事も多いなということを感じました。(個人差あると思いますが、、、)
ちょっとしたミスが生死に繋がるミスになるため、特に研修医なりたてのときはいつも緊張していました。
何よりもミスをしたときのインパクトが大きかったです。自分も何度かインシデントを経験しましたが、人の命に関わる分、精神的な負担も大きかったです。
どれだけ加点できたが、よりも、どれだけ減点されなかったという所が重要になるなという印象です。そう考えると、センター試験で高得点を取る作業と似てるといえば似てると思いました。(ケアレスミスを防ぐという点で)
それでも良いこともあった
そんな感じでツライこともあるのですが、逆に嬉しいこともあります。
一番は、医者としての基本的な知識や手技がどんどんと身につくことです。
点滴やルート取りの手技や、輸液の知識など、医者としてベースとなる知識がどんどんと身につきました。これはやっぱり本を読んだだけでは身につかなくて、現場で実際にやってみないと出来るようになりません。
この1年で、医者として最低限のことは出来るようになったかも!という実感を得ることができました。自分が社会で生きる上で、何か貢献できるスキルがあるということは、やはり充実感と安心感を得られるなと感じました。
ツライことは多いですが、医師になって良かったという気持ちは変わりません。愚痴を吐きながらも、自分の出来る仕事をやっていきたいなと思います。
